2016年大会の感想 (1)

2ヵ月近くもかかってやっと感想UP



大会前に発表した駅伝SLGとの比較です

上段 シミュレーション
下段 現実



青学大
10時間48分28秒
10時間53分25秒
+4分57秒



東洋大
10時間58分11秒
11時間00分36秒
+2分25秒



駒大
10時間57分26秒
11時間04分00秒
+6分34秒



早大
10時間58分27秒
11時間07分54秒
+9分27秒



東海大
11時間01分51秒
11時間09分44秒
+7分53秒



順大
11時間09分28秒
11時間11分24秒
+1分56秒



日体大
11時間09分48秒
11時間11分32秒
+1分44秒



山梨学大
11時間04分41秒
11時間11分51秒
+7分10秒



中央学大
11時間07分18秒
11時間13分31秒
+6分13秒



帝京大
11時間14分29秒
11時間15分21秒
+52秒



日大
11時間14分26秒
11時間16分50秒
+2分24秒



城西大
11時間18分11秒
11時間20分06秒
+1分55秒



神奈川大
11時間15分31秒
11時間20分07秒
+4分36秒



明大
11時間05分00秒
11時間20分39秒
+15分39秒



中大
11時間12分11秒
11時間21分48秒
+9分37秒



拓大
11時間18分50秒
11時間23分54秒
+5分04秒



東京国際大
11時間22分58秒
11時間24分00秒
+1分02秒



大東大
11時間22分10秒
11時間28分45秒
+6分35秒



法大
11時間23分41秒
11時間31分12秒
+7分31秒



上武大
11時間17分27秒
11時間36分46秒
+19分19秒



今回は気温の上昇もあって、全チームがシミュレーションよりもタイムが落ちてしまいました。

そんな中でも+1分程度で抑えた帝京大、東京国際大は事実上シミュレーションを超えたと見て良いでしょう。
初出場の東京国際大の健闘はここでも光っています。



優勝した青学大は、シミュレーション+4分57秒ですが、その内の3分は神野選手が去年よりも遅い分です。

私のシミュレーションのデータ入力のやり方は、選手の安定感を決める最重要データは前年の箱根の区間タイムとしています。

前回あれだけの爆走をした神野選手は、どうやっても今回のシミュレーションでも爆走してしまいます。

神野選手の分と気象条件を考慮すれば、青学大のタイムはシミュレーションと同じくらいでしょうか。

データ上でぶっちぎりに強く、実戦でもきっちり走られては他チームが勝てるわけはありませんね。



2位〜4位の東洋大、駒大、早大は、シミュレーションではほぼ互角でしたが、現実には1つ順位が変わる事に3分以上の大差がつきました。

駒大は良くわかりませんが、早大は高田選手の不調と、三浦選手の欠場がありました。

2位争いをあっさり制した感のある東洋大は、気象条件を考えればほぼシミュレーションと同じくらいでしょうか。「 強さ」では青学大とも互角だったと思います。ただデータが示す通り「 速さ」の部分で差がありました。



上位が予想されたチームでは明大がここまで崩れたのは、全く予想出来ませんでした。



帝京大のシード獲得は予想外でしたが、個人的にはそれ以上に予想外だったのは日体大。

シミュレーションで9分台が出ていたけど、現実にはまず無理だろうと思っていました。

私のシミュレーションなのにこんな事を言うのも変ですが、私はあくまでデータ入力のやり方を考えただけなので、ソフトがどんな予想タイムを出すかまではわからないのです。

現実の日体大は気象条件を考慮すればシミュレーションと同じくらいでしょうか。

日体大も凄いけど、この結果を予想した駅伝SLGというソフトも大したものだと思います。



毎年注目している10位の10分切り、20位の20分切りは、今大会はかすりもしないタイムでしたが、シミュレーションでは初めての10位の10分切りが出ていました。

データ入力のやり方は毎年同じなので、大学長距離界全体のデータ上の走力は間違いなく進化しています。来年こそは期待したいです。





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