2009年の9月。私は旅先の東北で人生初のナンパをした。(詳しくはココ)

関東に戻ってきた私は、まだ勢いが残っている間に再びナンパをしておこうと思った。旅から戻ってきた2日後の2009年9月25日、無謀にも渋谷に行って来た。ナンパと言って思い浮かぶ街はやっぱりここだった。

そしていざナンパの聖地・渋谷に行ってみると・・・。あまりにも華やかな街の雰囲気に圧倒される火川。こないだの青森とは全然違う(当たり前)。今まで渋谷には何回か来たことがあるのに、華やかな街や人たちと地味な自分の存在に落差を感じ、呆然と立ち尽してしまった。「地蔵」という状態であった。

なんとか自分を奮い立たせ、10人の女性に声をかけたが、1人だけ会話をしてくれた人がいたけど、あとの人の反応は、無視、無視、無視の連続。完全無視の他に、チラッとこっちの顔やファッションを確認して無視というのもあって非常につらかった。

 

今度は都会過ぎない場所でナンパをしようと思い、9月末から10月前半にかけて、神奈川県の小規模な繁華街で数人単位の声かけを行ったりもした。反応は概ね悪く無視が多かった。小規模繁華街は静かなので、人の目が気になってしまいやりづらかった。

例外的に新横浜駅だけは反応は良かったが、連絡先入手などの収穫はゼロだった。

 

渋谷で打ちのめされてから数日が過ぎた頃、ネットでナンパ関係の情報を収集していると、あるナンパ師のブログが目に付いた。そのブログはナンパの話がメインなのに、ナンパを通して人生を語っているかのような壮大な内容だった。それでいてユーモアもきいているので堅くなり過ぎず、真面目さと面白さのバランスが絶妙だった。

私はその名ブログを書いたナンパ師の大ファンになってしまった。そのナンパ師はナンパ教材の販売も行っていて、その教材がすごく欲しくなった。

 

だが、私は非常に悩んだ。どんなに教材がすばらしくても、自分にやる気がなければ無駄になってしまうだろう。はたして自分は本当にやる気があるのだろうか?。これまでナンパをした際は苦しいほどに緊張した。あの苦しみに耐えて、継続してナンパをし続ける覚悟が自分にはあるのだろうか?

わからなければ確かめてみれば良い。私は自分を試してみることにした。自分の力だけでナンパした女性の連絡先を10件かき集める。もしそれが出来たらナンパ教材を買って、本格的なナンパに挑んでみようと思った。

ケータイのメモリには青森でゲットしたRさんのアドレスが入っている。あと9件。Rさんのことを思い出しながら、私でもやれば出来たことがあったんだと自分に言い聞かせ、関東のストリートに立つことになった。





(2016年 追記)

初めてのナンパ旅行に行き、青森でびっくりする体験をし、帰ってきてから4日後に発見したのが知る人ぞ知る名ナンパ師Fさんのブログでした。

そこに書かれていた、「勇気を持って跳んだものは女神によって救われる」、という言葉を読んだ時に、まるで自分の青森での体験のようだと感じ、この人について行こうと勝手に心の師に認定したのでした。

Fさんを師匠とし、そのブログを読み続けて本当に良かったと思います。

ナンパはモチベーションの維持が難しく、人付き合いが苦手な私はソロでナンパする事がほとんどで、尚更大変でした。

ソロナンパは神を信じたくなるというか、何かにすがりたくなるというか、そういった心細さがあり、私はFさんのブログやナンパ教材にすがってだましだまし前に進んだ感じでした。

どう考えてもナンパに向かない性格をしている私が、何年もナンパ活動を継続出来たのは、師匠のおかげです。



ところで、そのFさんのブログを見つけた時の、検索エンジンのワードは「ナンパ 淫行 女子高生」でした。

ナンパの世界に飛び込んだものの何も知識がなかったので、女子高生をナンパしたら犯罪なのかを調べていたら、淫行にチャレンジするというとんでもない人を発見。

それがFさんでした。

結局ゲットした相手は18歳だったけど、淫乱女だったのである意味淫行というオチがついていました。

この人面白い!と感じて、ブログを最初から読み、凄まじい衝撃を受けました。

まさかあのワードで名ブログを見つけるとは思いませんでした。

リアルでもネットでも、人生はいつどこでどんな出会いがあるのか本当にわかりませんね。





前のページへ戻る

トップページへ戻る