体験談5

Rちゃん

ナンパワールド突入4年2ヶ月前

 

2005年7月。ラブサーチで知り合った、東京都北区に住むタメ年の女の子がRちゃんでした。

お互い歌好きだったので、スムーズにカラオケに行く話でまとまりました。

写メを見せてもらうと、顔もなかなかで、スタイルもかなりスレンダーで私好みでした。

 

駒込駅で会い、近場のカラオケ屋で数時間を過ごしました。

歌う事以外にも、Rちゃんがアメリカに留学していた頃の話をきかせてもらったりと楽しい時間でした。

 

カラオケ屋を出て、何故か駅周辺を散歩する事に。

「冒険の旅って楽しいね!」と、はしゃぐRちゃん。

駒込駅にはあまり来ないそうで、新鮮に感じて楽しいらしい。

古本屋や薬局、コンビニなどを見つける度に、それらについて話題が膨らむ。

これまで会ってきた女性たちとの会話とは明らかに違う、豊かで楽しく、なにか安らぐというか、不思議な時間・・・。

 

次回会う約束をし、駒込駅で解散しました。

すぐにメールが届き、そこには「良い人と会えて良かったです!」と書かれていました。

顔良し、スタイル良しで、英語はペラペラ、歌も上手い。そしてあの不思議なノリ。

すっかりRちゃんの魅力にやられていた火川は、Rちゃんから好感を持たれたような、メールの内容に大喜びしました。

 

これは付き合えるかも知れない!と一人で盛り上がる火川。

私がそれ以前に付き合った経験は一人だけ。魅力は全く感じない人だったけど、女性と付き合う経験がしたくて付き合った相手でした。

好みのタイプの魅力ある女性に彼女になってもらえれば、25年の人生で初の快挙!

すっかり舞い上がる火川でした。

 

翌週またRちゃんと会いました。

今度は場所は巣鴨駅。

軽く食事をし、カラオケ屋に行き、その後は巣鴨の街の散歩。

年寄りが多い街だけど、Rちゃんとの散歩は楽しかった。

コンビニで花火大会の情報が載った雑誌を見て、隅田川の花火大会を一緒に見に行く約束を取り付ける事にも成功しました。

 

私はこの日は巣鴨までバイクで来ていたので、Rちゃんを後ろに乗せて送る事になりました。

一応ヘルメットは持ってきていたけど、まさかいきなり乗ってくれるとは思いませんでした。

 

Rちゃんの家の近くまで送り、次は隅田川花火大会の日に会う約束をして別れました。

後から思えばこの時が幸せの絶頂でした。結論を言うと、もう会う事はありませんでした。

 

花火大会前日になって、体調が悪いからと断りのメールが来てしまいました。

私は花火大会に一人で行き、花火の写メを撮ってRちゃんに送ってあげました。

すると、Rちゃんから「優しさに答えてあげられなくてごめんね」という返事がくる。

えっ?俺フラれたの?と、パニクる火川。

なんでいきなりこんな事になっているのか、なんでいきなり嫌われてるのか、頭が全くついてこなかった。

まだ告白もしてないのに・・・

 

その後は会おうとしてもはぐらかされてしまい、メールの回数も減りました。

どうにもすっきりしなかったので、何とか1回だけでも会って欲しいと伝えると、食事だけなら良いと言ってもらう事ができました。

 

天にも昇る気持ちの火川。

そして即地獄へ。

 

Rちゃんからまたメールが届きました。

なんでも、「最初に会った時には良い人だと思ったけど、2回目に会った時になんか違うなと思った」だそうでした。

「やっぱり中途半端に会うのは止めましょう」と、ついにはっきりとフラれて終了でした。

 

その数日後、ラブサーチのサイトを見ていると、Rちゃんそっくりのプロフィールの女性を見つけました。

違う名前だけど、誕生日はピッタリ1ヶ月ずれで、年齢も同じで、他の情報もすごく似ている人でした。

 

「なかなか良い出会いがないから登録してみました!」

というメッセージと共に載っていたそのプロフィールを見つけた時、仕方ないとはわかりつつも、やっぱり落ち込んだ火川でした。

 

 

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