(今回は群馬等でのナンパとは違う話です)
私は緊張していた。
この日は、とある大物のナンパ男N氏と合流させていただく事になっていた。
N氏は私が今までに2番目に影響を受けたブログを書かれた人だった。
ダメで元々のつもりで合流申請をしてみたら、意外にも会ってくれました。
待ち合わせ場所の東京駅でついにお会いしました。
実に堂々とした雰囲気をしている方でした。
正直言ってこれは意外だった。もう少し気の弱そうな方を想像していたので(失礼)。
「いやー表面だけですよ」、と謙遜するN氏。
しかし、どっしりと構えたその迫力に火川は視線が定まらず、「目が泳いでいる訳ではないけど、高速で動いてますね」と突っ込まれる。
N氏は、私との会話の中にもネガ(失礼な事をあえて言う事で打ち解けるトーク技術)を織り交ぜていた。
しかし、上手く返す事が出来ず、ハイとか言っちゃう火川。
N氏とは同門なので、2人とも大きな影響を受けた共通の師匠の話も結構しました。
「いつかは師匠に会ってみたいですか?」、そんな話題が出たとき、N氏は実にはっきりとした口調で即答してくれました。
すごいと思った。
師匠いつか講習会でもやってくれないかな〜、ちょっと一度会ってみたいな〜、なんて甘い考えをしていた火川とはまるでレベルが違っていた。
レベルが違うと言えば声かけ数。
N氏は今まで1万人以上の女性に声をかけたそう。
火川は1600人くらい。
リアルに桁が違っていた。
N氏「少ないですね!」
火川「ハイ」
せっかくネガを飛ばしてくれているのに、またハイとか言う火川。
会話を盛り上げられず。
しかし、1万人以上という声かけ数には驚かされた。
あの悠然とした雰囲気は、ストリートの女性に1万回突撃して培われた物なのでしょう。
まさか合流してくれるとは思わず、本当に貴重な体験が出来たと思います。
誘ってみるまではわからない、それは相手が女でも男でも同じですね。
(Nさん本当にありがとうございました!)
次回のナンパは11月16日。
再び群馬県高崎へ行きます。
(2016年 追記)
Nさんについて
私のつたない言葉では、この方の凄さをどう表現して良いかわからないです。
Nさんは精神疾患の苦しみに耐えてナンパを続けて、そのナンパ体験や自身の過去をブログを通じて語ってくれました。
Nさんのブログを初めて読んだ時に、ついに真打ちが現れたな!と、強烈に感じたのを今でも良く憶えています。
心の内面が伝わって来る心理描写や、時に現れる詩的な表現は、ナンパのブログとは思えないインパクトでした。
この人のような表現力で自分のナンパ体験を書いてみたかったです。
Nさんの書く文章には引き込まれるような魅力があり、同時にそこに宿っている凄まじい覚悟を感じました。
私もほとんど1人で活動している身なので、ソロナンパのプレッシャーがどういう物なのか少しは知っています。
凡人が気合いだけであのプレッシャーに耐えられるのは数千人の声かけまでと感じました。
1万人以上に声をかけたというNさんは明らかに一般レベルを超えた方でした。
最近はNさんのブログは更新はされていませんが、更新はなくてもこのまま残して欲しいと思います。
これから先も、縁がある人があのブログを見つけて感動し続けると思います。
数年後や数十年後になっても、いつの時代にもあのブログに共感する人はいると思いますから。
Nさんの呼び方
本文中で敬称に氏をつけて書いていますが、別に何かを狙ったわけではなく、イニシャルにさんづけだと女性名のようだし、君づけ出来るほど親しいわけでもなく、悩んだ末に氏にしたのでした。
今思えば普通にさんづけで書くべきでしたね。
2013年11月16日(土曜日)
半日仕事だった土曜が1日仕事になりました。
ついに月〜土フルタイム。
今までは山梨や群馬に行く時は、往きは下道で行けたけど、これからは時間の都合で往復とも高速道路を使わざるをえない。
長時間働いて稼いだ分が、その日の高速代に消えていく。
その仕事お断りしますって会社で言えたら、しあわせになれるだろうか。
しあわせ探して関越道1時間、高崎に到着した。
思った通り北関東は気温が低い。この1ヶ月ちょっとで季節はガラッと変わってしまった。冬服着て来て良かった。
しばらく街を歩き回って体のウォーミングアップをする。
10月に来た時も思ったけど、高崎は横断歩道の前がグニャっとしているのは何なのだろうか。
固そうに見えて、踏むと柔らかくて不気味な感触の場所がある。
通りかかった女性に最初の声かけ。
意外とスムーズに1人目に行けたが、5秒も話せず。
スムーズに離脱。
高崎駅の改札付近で待機して、出来るだけガードがゆるそうな女性を探す。
ターゲットが通り掛かると、1〜2分追跡して、周囲をうかがいながら声かけ→失敗してまた改札の前に戻る、このパターンを繰り返す。
すぐに声をかけりゃ良いんだけど、何年ナンパをやってても、相変わらず人目が気になってしまう私。
7人目に声をかけたのは30代後半くらいのOLさん。
駅ビルかなにかの建物の中の通路に入ったので、そこで「この通路って外に通じているんですか?」と声かけ。
女性は親切に教えてくれた。
女性は東京の会社で働いていて、毎日高崎から通勤しているらしい。
並行して会話をしていると女性のマンションについてしまった。駅のすぐ近くの高そうな所。
入り口で連絡先を尋ねてみると教えてくれた。
こちらも神奈川から来ている事を伝えて、今度東京で会いましょう、という事にはなったけど、期待は全くしていません。
連絡先入手後は、4人の声かけを追加して、合計11人でこの日のナンパを終えた。
話が前後するけど、この日の昼、10月に高崎で連絡先をきけたCちゃんに、1ヶ月ぶりにメールをしてみた。
返事は絶対ないだろうと思ったら、あっさりと来る。
しかもこっちの1通のメールに対して、2通返事が来る。
まさか食いつかれている?と思い、すぐに誘ってみたら、「体調が悪いので会えません」と。
女性心理さっぱりわからず。
2013年11月30日(土曜日)
前回同様に高速で高崎へ。車を降りてまず、寒さに負けそうになる。
調べたら気温5度。ほぼ冷蔵庫の温度。身体を暖めるために街を歩き回る。結局1時間近くも歩き回ってから開始する。
その間、若い女性はいっぱい通っていた。本当は女性に声をかけて恥ずかしい思いをした方が暖まるのはわかっているのだが、思い切る事ができず。
駅周辺でなんとか1人目に行く。
2月に看護師国家試験を受けるという女性。
勉強が忙しいなかで、10分くらい会話に付き合ってくれる。
連れ出しも連絡先入手もできなかったが、会話をしている時に周囲が気にならない接続感があった。
この人のおかげで勢いがついた。
駅の改札付近に到着する。
改札の前では警察官がにらみを効かせていてやりづらい。
前回と同じように、改札から少し離れた場所まで追跡してから女性に声をかける。
数人続けたが全然ダメだった。
声をかけれなかった人で、1人変な女性がいた。
改札から出てきたその女性を追跡すると、エスカレーターを降りて下の階へ。
その先は建物から出るので、出てから声をかけようと思ったら、女性は下りエスカレーターを降りてすぐに上りエスカレーターに乗って行った。
そのまま再び改札の中へ消えて行った。
何がしたかったんだあんた・・・まあ、冷静に考えて忘れ物だろうけど、すぐ後ろでナンパ男は混乱しました。
駅の建物の外に出る。
気温が標示されていて4度と出ていた。寒すぎ。
この気温の中、イスに座ってタバコを吸ってる女の子を発見。
タバコを吸い終わるのを待ち、歩き出してから声かけ。
名前はAちゃんと言い、「このあと朝まで友達と遊ぶんだ〜」、「仕事はしてないよ〜」と、素晴らしく軽そうな子。
Aちゃんはアニメのまどか☆マギカが好きらしい。私もまどマギには興味があったのでAちゃんに色々尋ねてみた。
結構グロいアニメらしい。一体どんなアニメなんだろうか。監督が絶望先生と同じ人という事しか知らないんだが。Aちゃんいわく、グロくて深いとの事。
Aちゃんから連絡先を教わり別れる。
一応、友達と遊んだ後にまた会おうという事になったが、正直信用はできない。朝まで待っていて、結局会えないでは困るので、私は神奈川に帰る事に。
目標の10人声かけまで、まだ人数が不足していたので、駅の外で声かけして10人にする。
フラフラの女の子がいた。声をかけて顔を見ると、若い頃の安達祐実みたいな子。
可愛さに引く火川。
この子かなり酔っているので、フラついたときに支えたりして身体に触れる事は出来た。ちょっと感動。
誘いは軽く断られる。
言われた断り文句を使って会話を展開、というナンパの基本トークが出来ない(ビビってるから)。
結局数分で別れる。
やっぱり私はルックスの良い女性に対しては強気で攻めれないと痛感した。
このあとは2軒目に馴染みの店に飲みにいくと言ってたから、せめて店の前まではついていけば良かったと反省した。
今回で年内のナンパ活動は終了です。
12月は別件(ナンパと無関係な趣味)でめちゃくちゃ忙しい時期なので、ナンパは無理です。
今年は仕事も超忙しい。
ただ、これまでに高崎で連絡先を教わった女性と会ったりする事はあるかも知れません。その時はまた体験談を書きます。
ナンパ活動の再開は来年1月か2月頃の予定ですが、その時期の北関東は気温が低すぎてきつそうです。
場合によっては、順番を変えて静岡県から行くかも知れません。静岡市ならそこまで寒くなさそうなので。