2011年3月4日

「10人の女性と再会する」。新たなる目標を持ち、火川勇気新宿へ帰還しました。

やっぱりこの街は良い。活気があって、様々なものがごちゃごちゃと混ざり合ったような雰囲気は、地元の川崎に共通するものがある。この混沌とした空気の中だとナンパに対する抵抗感がなくなる。

今回は明確な目標があるので積極的に行動することが出来た。

 

夜10時頃、まずは西新宿で声かけを始める。繁華街からちょっと離れたところ、暗い場所ではあったが、茶髪の女の子を発見する。ファミリーマートの前で明かりに照らされた顔はハッとするほどの美人だった。ハーフっぽい顔立ちだった。

話しかけると、そのハーフっぽい美形の女の子は、「んぁ〜はい?」という、ルックスからは想像も出来ない間の抜けた感じの返事をした。ハーフどころか完全に外人だった。しかしなにか白人の中にアジア人っぽさを感じる顔の美女なのだが。

外人の女の子は日本語はほとんどわからなかった。

こっちが何を言っても、笑って誤魔化しながら、カタコトでスミマセンスミマセンと言う姿は、「そういえば、自分が外人に突然話しかけられたときにも同じような反応したな〜」と思い出してしまい、なにか笑ってしまった。

会話にならず諦めて別れる。最後に、グッナイと言って手を振ってみたら、女の子も何かを言いながら手を振ってくれた。バーイとかハーイとか聞こえたんだけど、ナーイ(グッを省略気味)だったのかも。火川勇気の耳ではイングリッシュは聞き取れません。

 

西新宿で、仲良さそうに腕を組んでいた2人組みの女性に声をかけた。話しかけるといきなりウケた。ただ話しかけただけなのに。

2人の間に挟まりたい、と言ってみたらさらに大ウケだった。だがここでこの2人は韓国人だったことが判明する。また外人だった。また言葉が通じなかった。

ということは、言葉が通じていないのにウケていたことになる。やっぱり女性って話の内容よりも雰囲気の方を見ているのかも。すぐにこの2人組み女性からは離れた。

 

西口の地下で数人から完全無視を食らったあと、西口←→西武新宿の乗り換え組に声をかけてみた。モーニング娘。好きの20歳くらいの女の子と話しが始まった。今度モー娘のライブに行く予定を立てて携帯をいじっているところだったそうで、そのままモー娘の話になる。

西口から西武新宿まで歩きながら、「やっぱりAKBよりモー娘だよね〜」と話を合わせながら会話をしたが、芸能人にうとくて話題についていけず、女の子の話にうんうん頷いているだけだった。なんだが全然ナンパになっていなかった。最後に友達になって欲しいとアドレスを尋ねてみたが断られてしまった。

 

西武新宿まで来てしまったので、歌舞伎町の近くのドンキに行ってみた。店内で服を見ている30代後半くらいの派手な女性を発見した。

「その服似合いますよきっと」と声をかけたが、笑いながらスミマセンという返事しかしてくれなかった。見た目はかなり気の強そうな女性なので、あまりしつこくしたら怖そうな感じだった。すぐに諦めて離れる。

 

ドンキを出て靖国通りの反対側に回ると、2人組みの女性が上機嫌に小躍りしていた。マネして同じように踊りながら近づいて話しかけると、いきなり「イエーイ!」とハイタッチを求められる。完全に酔っ払っている。ちょっと歳が30代後半から40代前半くらいの2人なのだけど、やっぱりこれくらい明るいと楽しく感じる。

2軒目行こうと誘うとすぐに、行こう行こうとなってしまった。私が何者なのかくらい聞いて欲しいのだが。

2人が言うには、もう1人の友達を待っているところらしい。すぐにその人がやってきた。その女性は・・・完全にシラフだった。

「なに?」と警戒心全開で火川をにらみつける3人目の女性。素直にナンパですと告げると、女性はにらみ付けながら「いらない」とバッサリ。私はすぐに距離を取って離れた。さっきの2人が明るかったので、その落差でダメージが大きかった。

 

紀伊国屋の前に移動して声かけを続けた。数人に話しかけると、すごく愛想の良い人に当たった。熊谷から遊びに来ていた女の子。さっきまで友達と飲んでいたけど、友達が親から呼び出されて急に1人になってしまったらしい。軽く雑談したあと、「じゃあ今日はおれと遊ぼうよ」と何のひねりもないそのまんまの誘い文句で連れ出すことに成功した。

もう終電が終わりそうなので、ネットカフェで朝まで時間を潰したいと言われてしまったのだが、ナンパした女の子をネットカフェに連れ込むのは初めてだった。今回はゲット目的ではなく、連絡先を入手して後日再会すること自体が目的なので、ネットカフェに行ってもあまり意味がない。

しかし後日の再会確率を上げるためにもネットカフェに付き合うことにした。ネットカフェに入り、カップル席で密着して座る。目的は連絡先の入手と再会・・・のはずだが、この状況で我慢できるわけもなく、結局抱きしめてキスをして、押し倒すような形になってしまった。

女の子はキスまではOKだったが、身体を触ることには拒否反応をしめしたので、それ以上は踏み込めなかった。代わりに「俺の身体を触ってくれない?」と頼んでみたら、ちょっとだけ要望に答えてくれた。ゲットはならず、口もダメだったが。

なんだか中途半端なことをしてしまい、印象が悪くなってしまったのか、あとになって連絡先を聞いてみても、かなりめんどくさそうな反応をされてしまった。一応教わることはできたが。朝までネットカフェに付き合うことは出来ず、夜中に1人だけ帰る事にした。

訳あって、ネットカフェを出たあと涙がこみ上げてきた。笑い声を上げたくてたまらなくて。理由は以下に・・・。

 

実はこの日、私は人生で最大とも言えるくらいの致命的なミスをしていたことに気付いた。それは熊谷の女の子とネットカフェに入ったときのこと。訳あって自分のジーンズのホックを外し、ジッパーをおろそうとした瞬間、手にスカッとした感覚が。

ナンパを始める前コンビニでトイレに入ってから、ネットカフェでジッパーをおろそうとするまでの間、ずっとチャック空いてました。

 

深夜2時過ぎ、吹っ切れた笑顔で新宿を1人歩く私。もう怖いものなど何もない。完全に吹っ切れました。一生分の恥をかいた気分でした。停めてある車に向かっている途中、ふと1人歩きの女性を発見。今までのナンパ人生で1番抵抗感なく女性に声をかけれた。

話しかけた女性は話にうなづくだけで反応はほとんどなし。突然真面目そうな男が「ツレなんで」と割り込んできたが、私は「あ、どうもーお疲れ様です」と言って立ち去ってきた。こんな時間に女1人にしてなにやっていたんだろうあの男は。

ナンパすることにも、男が乱入してくることにも、全く動揺しなかった。

突然両手を広げてクルクル3周ばかり回る。全くアルコールは入っていないのにハイだった。恥をかいたあとに感じる開き直りパワーは相当強力なようです。

 

 

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