2010年12月4日

先週逆3ナンパをやろうと決意していたのに、好条件がそろっていたのに出来なかった。この一週間、早くリベンジがしたいような、もう二度とやりたくないような複雑な思いだった。

1週間ぶりにまた新宿のストリートにやって来てしまった。仕事の都合もあって新宿についたのは0時前だった。

自分に逆3が出来るかどうかは別にして、チャレンジもせずにあきらめる訳にはいかない。もう女性の反応なんて期待しないで挑もうと思った。話しかけた相手たちと会話が続かなくてもいい。もうどうでもいいと割り切って挑むことにした。

あきらめがついたせいか不思議と緊張がやわらいだ。

 

まずは準備運動として、新宿駅中央西口の地下で1人歩きの女性に声をかけてみた。女性はイヤホンをしていたが、話しかけるとそれを外してくれた。と思ったら、無言でまた装着。その後は無視だった。完全無視のほうがまだ良かったような反応だった。

 

次にまた1人歩きの女性に声をかけてみた。足元がとてもふらついていて、酔っているのは明らかだった。話しかけるとすごく上機嫌で嬉しそうにしていた。JRの改札の場所がわからないらしくて、案内してあげた。その女性は私と同じくらいの年齢で、名前をSさんと言った。

Sさんはかなり酒がまわっていて、歩いている最中に転倒するほどだった。助け起こしてあげて、Sさんの手を握って案内した。階段の下りでまたSさんがバランスを崩しそうなったので、思わず抱き留めてしまった。Sさんも抱きしめてくる、というかしがみ付いてくる。

階段を下りると先はもう改札だった。すぐに別れてしまうのは惜しい相手だったので、このまま抱きしめあいながら口説いてみた。Sさんは相当に上機嫌だったので、カラオケに誘ってみたのだが終電を理由に断られてしまった。

車で来ていれば、送っていくことも出来るので多少は強引に誘うことも出来たのだが、普段とは違いこの日は気合いを入れるためにバイクで来ていた。ヘルメットも1個しか持って来ていなかった。よりによって・・・。

最後に抱きしめあいながら耳元で下ネタを言ってみた。「Sさんを抱きしめて、もうビンビンにおっ立っちゃってるよ」と。Sさんは大ウケだった。やっぱり酔っている女性は許容範囲が広い。けれど、「もっと他にいい子がいるよ〜」と言われてしまい、それ以上は踏み込めなかった。

結局Sさんは改札に入ってしまった。私がバイバイと手を振ると、Sさんも改札の中で元気良くバイバイ〜と手を振っていた。

 

Sさんのおかげで勢いがついた。いよいよ逆3ナンパに挑む。中央西口を出て、西武新宿と新宿駅の間の乗り換え組の人たちの流れを見る。次に来る2人組に挑むと決意した。相手がどんな人たちでも必ず声をかけると誓った。話が続かなくても、恥をかこうとも、そんなことはもうどうでもいい。

2人組が来た。ギャルっぽい、というかヤンキーっぽい派手な人たちだった。2人組が通り過ぎた後、小走りで追いついて話しに混ざった。

この辺りは記憶があいまいで、緊張のあまりか良く覚えていないのだが、女性の片方がもう1人に「無理だよね」と言った声が聞こえた気がしたので、私は横から「うん無理だよね〜」と言ったと思う。会話に混ざったつもりだった。

頭が真っ白な状態で話しかけていた。「うんそうだよね〜」と言って混ざったような気もする。どっちだったかは本当に記憶にない。

突然会話に乱入された女性たちは、楽しそうな雰囲気から一転して黙り込んだ。明らかに拒絶された感じがした。女性の片方がぼそっと何かを口にした。全然聞こえなかったが、好意的な言葉じゃないのは確実だと思った。

「あっごめんごめん。俺のせいで楽しくなくなっちゃった?」と半ばヤケクソ気味に言ってみたが、女性2人は完全無視。

私はすぐに2人から離れた。そしてちょっと泣きそうになった。相手が悪かったのかもしれないけど、本気で怖かった。

 

また2人組が通りかかる。今度はおとなしそうな人たちだった。さっきよりは怖くはないだろうと思い、ちょっと安心して声をかけた。

会話に混ざるのではなく、1人歩きの女性をナンパするのと同じパターンで声をかけた。話しかけると同時に、女性同士の会話がぴたっと止まる。この瞬間はちょっとトラウマになりそう。しかしさっきのヤンキー女性とは違い、2人とも反応が可愛い。笑顔も見せてくれた。女の笑顔って素晴らしい。本当に癒される。

2人組の左から声をかけていたので、近いほうの左の女性に「2人で買い物帰りですか?」などの質問をしてみた。警戒心が強そうだったけど、なんとか質問に答えてくれた。ナンパであることを告げると笑ってくれた。やっとこっちも緊張がとけてきた。

女性たちと並行して歩きながら、近い位置にいる左の女性と話しをしつつ、遠い位置にいる右の女性にも話題を振ってみた。右の女性は帽子をかぶっていたのでその帽子を話題にしてみたら、私も帽子をかぶっていたため、女性の方から帽子について、「どこで買ったの?いくらした?」と質問されてしまった。2人組女性に声をかけて双方向のコミュニケーションを取れたのは嬉しかった。

駅の建物に入り、エスカレーターに向かっていた。エスカレーターまで追いかけることは出来なくて、前触れがないが連絡先を訪ねてみたが断られてしまった。「なんとか次回に夢をつなげさせてください」と、言葉につまって出た意味不明トークがウケたが結局教えてはもらえなかった。

 

女性たちと別れた。ポツンと1人になって安堵のような寂しいような不思議な気分を味わった。とにかく逆3ナンパは疲れた。その疲れ方は半端ではなかった。とりあえずチャレンジは出来たのだから、今後はやっぱり1人歩きの女性限定でいこうかとちょっと悩んでしまった。

 

 

                                     2010年12月10日

長い付き合いの友達がナンパを見学したいと言ってきたので、一緒に新宿に行ってきた。友達はナンパに興味はあってもまだ実行するつもりはないらしい。人に見られていると緊張するかと思いきや、意外と高いテンションでナンパがすることができた。むしろ普段よりやりやすいくらいだった。

 

新宿の繁華街につく前にナンパを開始した。3人立て続けに声をかけてみたが反応は悪く、ほとんど会話にならなかった。

続いて2人組で歩いている女性にもアタックし、あえなく撃沈した。しかし、先週は死ぬほど緊張した逆3ナンパが意外とあっさりと出来てしまった。やっぱり友達に見られているとテンションが上がるようだった。

だが、話しかけたときに女性同士の会話がぴたっと止まる瞬間は、やっぱりちょっと怖いものがあった。トラウマになってしまったのかも。

 

後半には新宿駅西口と西武新宿の乗り換えの人たちの流れを見ながら、友達が気に入った女性に私が声をかけてみるということにした。

だが友達は、「あの人はファッションがいまいち」、「あの人は背が低いのが良くない」といろいろ理由をつけて選ぼうとしなかった。友達はナンパを見ること自体が初めてだったし、ちょっと引き気味のようだった。私も以前、初めて人がナンパをしている光景を見たときはかなりびびってしまったので、その気持ちはわかるような気がした。

結局、友達は誰も選ばなかった。時間も遅かったので帰る事にした。

 

帰り道、新宿駅から停めてある車に向かうと、途中で可愛い女性と歩く方向が重なった。声をかけやすい状況だったので、横に並んで話しかけた。

女性は驚いていたがなんとか笑顔を見せて質問に答えてくれた。日本人かと思ったら韓国人だった。可愛い、美しいとシンプルに褒め言葉を並べてみると嬉しそうにしていた。韓国語で「美しい」はなんて言うのかなどの質問をして教えてもらった。キヨーイ、とかキオーイとか言うらしい。よく聞き取れなかったけど。

この韓国人女性と話しているときに、友達がすぐ近くでトークを聞いていたのだが、女性から「あの人だれ?」と言われてしまった。ちょっと不自然に近付き過ぎたようだ。この女性とは数分話しをしたが、いまいち言葉が通じずこっちから別れた。

 

 

                                     2010年12月17日

新宿に行く。今回は1人で行ってきた。たった2回の声かけをしただけで帰ってきた。

 

収穫がないこともなかった。まず車を降りてすぐに通りかかった2人組の女性に対して、自分でも驚くくらいにあっさりと逆3で声をかけれた。

話しかけるといきなり2人が笑い出す。逆3では初めてのパターンだった。1〜2分会話をしたあと、女性たちから「そこの店で友達が待ってるから」とバイバイされてしまったけど、なかなか充実した時間だった。

 

ナンパは最初がとにかく緊張する。体や心が暖まらないとナンパしづらい。けれどナンパをしないと暖まらない。ソロでナンパをしたことのある人なら誰もが感じるジレンマだと思う。特にこの日は気温が一桁と寒く、なおさら車を降りて身体を動かすのが嫌だった。

そんなジレンマに打ち勝ってあっさりと逆3に挑めたのは自分でも驚いた。先月逆3をやろうとして地蔵になり、落ち込みまくったのはなんだったんだろうか。

 

歌舞伎町のドンキホーテに行き店内ナンパを試みた。ターゲットの可愛い女性を発見。クッションを見ていたその女性に声をかけようとした瞬間、その女性は突然中国語(韓国語?)で大きな声を発した。姿なき連れから同じ言語で返事が返ってくる。そんな遠くの人と大声で会話をしないで欲しいのだけど・・・中国の人(韓国の人かも)って豪快だ。

 

アクセサリーコーナーで指輪を見ていた日本人女性に声をかけた。「その指輪買うんですか?」とそのまんまの声かけ。反応があったので、「指キレイですね」、「モデルさんでしょ?」と褒めてみた。女性は最初は反応が良いように見えたが、連れがいることを理由にして、後ずさりするように立ち去っていった。

 

ドンキを出てストリートでナンパを続けようかと思ったが、もうこれで良いかなと思ってしまい、帰ることにした。

ナンパは確率の問題。逆3ナンパにしろ店内ナンパにしろ、声をかけることが出来るなら、その声かけを続けていけばいつかは口説きやすい女性に当たるはず。これまでの経験でそのことはわかっていた。

やりづらいはずの逆3ナンパや店内ナンパに意外とあっさりと挑めるようになったことで、いざとなったら出来るんだから今日はもう良いさ、というナンパをさぼる言い訳に説得力が生まれてしまった。

私にとってのいざという時とは、全国制覇に挑んでいる時に他ならない。すでにゲットしている東京都でのナンパではもうテンションが上がらないと気付いてしまった。近いうちにナンパの主戦場を埼玉県と千葉県に移すかもしれない。

 

 

前のページへ戻る

トップページへ戻る