2010年11月5日

約2ヶ月ぶりに新宿にナンパをしに行った。8月と9月に、渋谷や札幌で女性をゲット出来てしまったことで、すっかり気が抜けていた。

久しぶりに西新宿でナンパを開始する。始める前のドキドキ感が懐かしい。この2ヶ月、なにかと理由をつけてナンパをしてこなかったが、今日は覚悟を決めていたので緊張感すら楽しく感じる。

だが、いきなりその気分をぶち壊してくれる出来事があった。車を降りて繁華街に向かっている途中、外人の数人組とすれ違ったときのこと。1人すごい美女がいたので思わず見とれてしまうと、突然美女が「Can You Speak English?」と話しかけてきた。あっけに取られて固まってしまった。その美女はあきれた感じで「No?」と言って集団と共に去っていった。

なんとも言えない嫌な気分に陥った。通り魔にでも刺されたような気分だった。でも私がしているナンパも、突然話しかけられて驚いて何も答えられない女性はこういう感覚なんだろう。人のことは言えないのだが、なんだろうこの敗北感は。

 

繁華街について、ナンパを開始した。

最初の4人目まではほとんど会話にならない相手だったが、5人目に会話が繋がる女性と出会えた。20代後半くらいの歳で、背が170センチ以上はあるスラっとした人。地下で声をかけ、並行して歩きながら会話をしたが、女性は駅の改札に入ろうとする。「あと1分だけ」と粘ったら、改札に入るギリギリで引き返してくれた。そのまま券売機のところまで連れて行って再び会話が始まった。

仕事を尋ねると、「人に言えない仕事なんです」と答えられた。私が「やっぱりね。男にいっぱい貢がせてそう」と言うと、その女性は笑いながら「公務員ですよ」と答えた。かなり特殊な公務員の仕事らしい。

私はふざけて「政府関係者でしょ?」ときくと、「はい」と即答されてしまった。冗談が当たってしまった。中国の漁船問題の話にもなったが、それには関わってはいないらしい。詳しい話は教えてもらえなかったが、昨日はなにかの仕事の事務処理に追われて徹夜だったらしい。

女性は1分を過ぎたからもう帰りたいと言い出した。私は引き止めてメールだけでも教えて欲しいと粘ったが、女性は「ごめんなさい」と言い残して改札に入ってしまった。

 

政府関係者の女性と別れた直後、改札の中から目がクリクリの超可愛い女性が出てきた。歳は20代前半くらいで、服装は地味だが、顔がとにかく目立つ。話しかけると、「びっくりした〜!」と満面の笑顔を見せてくれた。私が「びっくりして心臓止まってないですか?大丈夫?」というとさらに大ウケ。

クリクリの目をした女性と歩きながらの会話が続き、女性はエスカレーターに乗ろうとしていた。私はナンパのときにエスカレーターまでは追いかけないことにしていた。エスカレーターに乗っている最中に会話が途切れると、周囲の視線がメチャクチャ恥ずかしい。トークの力に自信がない私はその状況を恐れていた。だが、この女性は可愛すぎた!腹をくくってエスカレーターにくっついていって話しを続けた。

会話の内容は、女性から「これって勧誘ですか?」、「勧誘じゃないですよ」という程度の他愛もない話しか出来なかったが、ナンパであることを告げると、その女性は笑いながら「これで気持ち良く帰れま〜す!」と大喜びだった。

その女性は愛想がとても良くて、向こうからも私の仕事のこととかを尋ねてきた。だが、会話が始まって数分後、京王線の改札に到着してしまう。最後にメールアドレスを尋ねたが、女性は手を合わせて「ごめんなさい」と言って去っていった。その仕草がまた可愛くて、しばらくため息混じりにぼ〜っと後姿を見ていた。恋をしたかも。もう会えないけど。

 

駅の外に出て少し北に移動して新宿駅←→西武新宿駅の乗り換えの人たちの流れを見る。久しぶりに「私の志集買ってください」の女性を見た。この女性を見ると新宿に来たと実感する。志集の女性はめずらしく笑顔で接客していた。

両駅の間を行ったり来たりしながら10数人に声をかけた。愛想の良い人は数人いたけど特筆する出来事はなかった。収穫もなにもなし。

歩きまわっているうちに突然足がつった。すごい痛みだった。ナンパ中にこんなことは初めてだった。最近は疲れがたまっているのかも。西武新宿駅の前で座れそうな場所に腰掛けて、ストレッチをしたりして痛みが治まるのを待った。関係ないが、ふと前を見上げると、大型モニターが目立つLABIという家電量販店が出来ていた。2ヶ月来なかった間に新宿の雰囲気も変わったと実感する。

 

しばらく休んでナンパを再開。しかしまた足が痛み出すのが怖くて早く歩くことができない。ターゲットになりそうな女性とすれ違っても、追いかけることが出来なかった。

その後TSUTAYAに向かい、あることにチャレンジをした。それは店内でのナンパ。私が今後目標とする全国での旅ナンパでは、建物内での店内ナンパも取り入れようと思っていた。その予行練習をしようと思った。ストリートとは勝手が違いかなり緊張する。

以前一度だけTSUTAYAの中で声かけをしたことがあったが、あっさり断られている。そんな過去も思い出してさらに気が重くなる。

意を決してTSUTAYAの洋画コーナーに行くと、よりによって美形女性が2人もいた。ただでさえ緊張するのになんでまたこんなときに美人がいるのか。

1人は階段を降りて行き、その数メートル後ろに男がついていた。連れかどうかをチェックするために私は後を付けた。一つ下の階に着くと、2人は会話を始めていた。やっぱり連れだった。

急いで上の階に戻る。もう1人の美形女性を発見した。しかし本当に可愛い。歳は23〜24くらいに見えるが、この人は18歳くらいの頃ならアイドル級じゃないかと思った。正直話しかけるのが怖い。女性の隣に行って同じ映画のパッケージを手に取ると、女性にスッと距離を取られてしまった。気まずい。でも後を追いかけて、「なにか探してるんですか?」と話しかけた。女性は「いや別に〜」とあいまいな返事をした。女性が手に取っていた映画のタイトルを見て、「この映画良いですよね」と言ってみた。女性は「ええ」といって笑顔で頷くと、後ずさりするように距離を取られてしまった。

それだけだった。こっちもすぐに引き下がってしまい、全然ナンパとは言えないかもしれない。だけど、私は満足だった。正直言えば、後ずさりして逃げたいのは私の方だった。それくらい緊張した。でもここで逃げたら逃げ癖がついてしまうのではないかと怖かった。それが女性に声をかける以上に怖かったので行動することが出来た。ただ恥をかいただけのナンパだったが、逃げずに挑めたのは良かったと思う。

 

TSUTAYAを出て、再びストリートへ。数人に話しかけて、声かけ数が25人に達した。この日の目標は50人だったが、足がつるアクシデントがあったので、ちょうど半分の25人でキリが良いので終了とした。新宿駅東南口を通って帰ろうとしたら、エスカレーターが止まっていた。足が痛い日に限って階段で登るはめになった。

 

2ヶ月ぶりの新宿でのナンパは楽しかった。やっぱりこの街が自分には一番合っていると感じた。25人声をかけて連絡先ゲットすら出来なかったが満足して家路についた。

 

 

                                     2010年11月12日

新宿にナンパに行った。この日は仕事が遅くなってしまったことと、APEC開催中であることもあって、「繁華街とか警備が凄いかもしれない」という理由をつけてナンパに行きたくなかった。もちろんただの言い訳だった。

やっぱり一週間経つと、前回の経験がリセットされるかのように、また緊張してしまう。ナンパって不思議だ。

夜10時、ウダウダ言っている自分に腹が立ち、ヤケクソ気味に神奈川県の家を出た。

 

11時頃に新宿に到着。4人に声をかけて、1人が話し相手をしてくれた。その女性は京都から就職活動で来ていて、面接の帰りだった。なんとか話し相手はしてくれたが、全然乗り気ではなく、「もうバスが出ちゃうから」と足早に去っていった。

西新宿では夜行バスで関西や中部辺りから来ている女性に当たることが多い。この辺りの女性に声をかけてもあまり収穫はないと感じた。

 

たった4人でナンパ終了。306で冬用の服を買って帰った。

 

 

                                     2010年11月26日

渋谷にナンパをしに行ったが、たったの3人に声をかけただけで力尽きて帰ってきた。収穫はまったくなし。この人数じゃ当たり前だった。

HP公開後の最初のナンパがこんな結果になってしまい情けなかった。



(この日からリアルタイムでの更新です。当HPは2010年11月22日公開。それ以前の記事はまとめて文章化した物です。)






                                     2010年11月28日

この日は渋谷でウォーミングアップの声かけを行って、その後に新宿でついに初めての逆3ナンパに挑む予定だった。また、店内でのナンパもやろうと思っていた。ここ最近、逃げ癖みたいなものがついてしまいすっかりと弱気になっていた。今回は頭でごちゃごちゃ考える前に、勢いをつけてナンパをすることにした。

 

渋谷に到着。とりあえずお洒落そうな女性が近くにいたので声をかけようとしたが、横顔しか見えない。顔が確認しづらかったのでスルーした。

続いて、すれ違った10代後半くらいの女の子を狙って駆け足で追いついて声をかけた。勢いをつけて能天気に明るく話しかけた。全然関係ないのかもしれないが、後ろにいた別の女性2人組から「あ、すごい〜」という声が聞こえた。まさか私のことだろうか?

声をかけた女の子は反応はまったくなし。完全にシカトだった。5秒話してあきらめる。もしも、さっきの「あっすごい」が私のことだったらと思うと・・・恥ずかしさ倍増だった。

逃げるようにその場を後にしたが、恥をかくと心が暖まってきて開き直りやすくなってくる。センター街の中心方向に歩くと、最初に声をかけようとした顔の確認しづらかった女性がいた。また会うとは縁があるのかもしれないと思い声をかける。無視だった。でももうあまり気にならない。

 

調子が乗ってきてその後は数人に立て続けに声をかけた。無視の連続だったが、どうでもいい。

東急ハンズに入り、商品ではなく買い物している女性を物色する。可愛い子が1人いた。今の勢いで店内ナンパをしようとしたが、その女の子は足早に店の外に出てしまい、声をかけた場所は店を数歩ばかり出たところだった。女の子はケータイをやたら目の近くに持ってきて見ていた。「目悪いんですか?」と声をかけたが、愛想笑いをされただけで何も答えてはくれなかった。

 

センター街の中心を通り渋谷駅方向に歩く。途中でも声をかけたがやっぱり無視。全然気にせず次へ行く。

TSUTAYAの前で黒髪の可愛い子に声をかけた。二十歳くらいで最近のアイドル系の顔立ちだった。話しかけると笑顔を見せてくれた。やっと愛想の良い女性に出会えた。しかもかなり可愛い・・・。その女の子は買い物に来ていて、服を買ったらしい。どんな服なのかと服を話題にして会話を延ばした。でもその女の子は愛想は良くても別にナンパに乗り気というわけではなく、服についての話しも仕方なくしてくれている感じだった。2〜3分話しをしてあきらめる。

 

109のすぐ近くで、待ち合わせ中の女の子に声をかけた。この女性は本当に綺麗だった。整った顔に、前髪だけストレートで他はデジパーというお洒落な派手派手な髪型。クリクリの大きな目にはカラコンが入っていてグレーに怪しく光る。シンプルに尋ねた、「待ち合わせですか?」と。なぜかウケた。一体どこにウケるポイントがあったのかまったく不明だが、とりあえずかなりの美女を笑わせることに成功した。

その女の子は左肩だけはだけたようなデザインの服を着ていたのが珍しかったので、ファッションのことなどについて話を展開してみた。愛想もいいし笑顔が素敵過ぎる。破壊的な魅力を持った人だった。会話のキャッチボールは続き、友達と待ち合わせをしていて、あと2人女の子が来るらしいという情報がきけた。私はびびった。あと2人がどんな人かは知らないけど、1人でもこれほどの破壊力があるだけに、こんな女性が3人集まったら・・・。今回逆3ナンパに初チャレンジの予定だったけど、このままでは美女3人を相手に逆4ナンパになってしまうかもしれない。

正直言って私は怖かった。女の子の友達が来る前に勝負をつけようと焦ってしまい、タイミング悪くメールアドレスをきこうとしてしまう。当然断られてしまった。粘らずここであきらめた。むしろ離れられてほっとするくらいだった。情けない話だけど。

 

気を取り直して、またナンパを再開する。109付近で制服姿の若い女の子が通りかかった。高校生でも18歳かも知れないのでとりあえず声をかけてみた。すると女の子は笑顔を見せてくれたのだが、次の瞬間、「すみません!母です!」と中年女性が乱入してきた。気付かなかったけど親と一緒だったようだ。思わず「失礼しましたー」と謝って逃げた。後で思ったが、ただ話しかけただけなのだから謝る必要まではなかったかも。

乱入してきた中年女性は本当に母親なのかという疑問も感じた。なぜなら声をかける前、女の子は突然立ち止まり右足の靴下のズレを直していた。数歩歩くとまた立ち止まり、今度は左足の靴下のズレを直していた。その時に女の子と一緒に歩みを止める人はいなかった気がした。直後に私がナンパをしたら突然中年女性が割って入ってきた。もしかすると全然関係ない人が、若い女の子を助けるためにとっさに母親のフリをしたのかも知れない。

 

また気を取り直して109の前でナンパを続けた。スラっとした美女に声をかけた。顔が小さくてモデルみたいな感じ。やっぱり渋谷の女性って他の繁華街とはレベルが違う。手に小さな地図を持って見ながら歩いていたので、「大丈夫ですか?この辺り超詳しいですよどこでも案内しますよ!」とテンション高く声をかけた。女性は苦笑い。どこに行きたいのかを聞き出そうとしたけど、「いや〜」と適当にはぐらかされてしまった。1分くらい話し続けたけど、反応が悪かったのであきらめた。

渋谷でのナンパはここで終了して新宿に移動することにした。

 

自分の車を運転して明治通りを通って新宿についた。私は車内で叫んだり歌ったりしてすっかりハイテンションだった。渋谷で美女相手にナンパしてテンションがあがっていたこと、勝手知ったる新宿に来たことで、すっかり怖いものなんてないと感じていた。今なら相手が誰でもなんでも出来る気がした。

車を降りて繁華街に向かう。まずは1人歩きの女性に声をかけて無視される。立て続けにすぐ数メートル前にいた女性にも声をかけて無視された。全然気にならなかった。

そしていよいよ逆3ナンパを開始しようと思った。今のテンションなら絶対に出来る・・・はずだった。

 

出来なかった。まったく出来なかった。この上ないほどに好条件がそろっていたのに。

 

新宿TSUTAYAの前、私は逆3ナンパしようとイイ女2人組が来るのを待っていた。そして発見する。逆3ナンパは2人組の会話に混ざるのが良いらしいと聞いたので、スッと近づき女性2人の会話を聞く。そしていざ混ざろうとしたが・・・口から言葉が出てこない。こんな経験は初めてだった。人生初のナンパの時も勢いで一気に声をかけることが出来たのに。突然自分と女性の間を隔てる高い堅い壁が現れた感じだった。女性たちから離れ、再びTSUTAYAの前に戻った。

 

結局30分くらいの間に2人で歩いている女性3組に対して、不自然に近づいて会話を盗み聞きして離脱する、という不審者丸出しの行為を3度行っただけだった。それ以降は2人で歩いている女性たちに対して近づくことも出来ず、ただ見ているだけ。ナンパで1番やってはいけない行為「地蔵」という状態におちいった。

 

地蔵状態は非常に疲れる。声をかけたくても出来ないことで精神力を消耗し、情けない自分への嫌悪感でいらだってくる。

少し休憩するつもりでTSUTAYAに入ったら出て来れなくなってしまった。TSUTAYAでは普段は見ない北欧映画やらフランス映画のコーナーでパッケージを眺めているだけでいつの間にやら1時間以上経過した。突然、綺麗な女性が同じヨーロッパ映画のコーナーに現れた。しかし疲れ果てていた私は声をかけることが出来なかった。店内ナンパはこの前は出来たのに。自信を失いかけていたこのときは、以前は出来たことさえできなくなっていた。

やっとTSUTAYAを出た。店の前を1人歩きの女性が通りかかった。もう、ストリートで1人歩きの女性にすら声をかけれなくなっている自分がいた。

 

これ以上は時間の無駄だと思い帰宅した。好条件がそろっていたのに逆3ナンパが出来なかったことですごく落ち込んだ。

 

 

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