2010年6月11日

この日は50人規模の声かけをしようと思っていたが、たったの11人に終わる。最近へたれてきていた。

 

新宿で10人に声をかけた。東口周辺の繁華街で声をかけるも反応は悪い。最後の10人目で話しかけた女性が好反応だった。名前をNちゃんと言い、映画を見て帰るところだった。しばらく好きな映画の話しをして、Nちゃんが持っていた映画のパンフレットを見せてもらった。

そのパンフレットに軽く目を通して、返してしまったのは失敗だった。しばらく借りて、次に会うときに返すと言えば再会する口実になったのに。

あまり会話は盛り上がらなかったが、Nちゃんは淡々と質問に答えてくれた。私はアドレスを教えて欲しいと切り出した。するとNちゃんは、ジャンケンで勝ったらいいよと言い出した。今までにない提案だった。

ジャンケン敗北。

未練がましく握手を要求する私。握った手のぬくもりを思い出しながらトボトボと新宿を後にした。

 

すでに終電が行った後だが、渋谷に行ってみることにした。近い内に現在の地味な服装から派手な服装にチェンジしてみようと思っていた。渋谷のお洒落な人たちを参考にしようと思った。

いざ渋谷に来て、センター街周辺の人たちのファッションを見てみると、意外と地味だった。終電の後だけに渋谷に住んでいる人たちなのだろうか。昼間にいっぱいいる派手な人たちは、他所から遊びに来ている人たちなのだろうか。

センター街でナンパをしていた2人組を発見した。20代くらいと40代くらいの不思議なコンビだった。臆することなく若い女の子に声をかけていた。

 

私もセンター街で1人だけ声をかけた。20代中盤くらいのお姉さんだった。ケバブを食べながら歩いていたので、ケバブのキャベツを1本下さいと頼んでみた。その女性は笑いながらキャベツを1本くれた。その後は会話は続くのだけど盛り上がらない。淡々と答えてくれる。でも嫌がっているわけではない雰囲気。

アドレスを尋ねたら、あっさり良いよと言われたのだが、先に教えて欲しいと言われる。女性は、私のアドレスを携帯に手打ちで入力すると、「後でメールするね」と言って立ち去ろうとした。「今送ってよ」と頼んだが、「う〜ん、後で送るねバイバイ」と言い残して去っていった。終始相手のペースに巻き込まれている感じだった。おとなしそうな人ほど手ごわいのかも。

もちろんメールは来ていない。

 

 

                                      2010年6月25日

新宿で11人に声をかけた。西新宿で都庁よりもさらに西、いつも停めてる夜間はタダ停め出来るパーキングメーターに車を置き、新宿駅方向に歩き出した。

 

車を降りてほどなく、いきなり一人歩きの可愛い女の子を発見する。話しかけると驚いていたが愛想は良かった。この女の子はかなりのゲーム好きで、ファイナルファンタジーが特に好きと言っていた。私もFFはスーファミ時代にかなりはまった。FF6の話題を出してみたら意外にもかなり話が合ってしまった。この子、若そうに見えてあんまり若くないのかもしれない。

FFの話をした後お茶に誘ってみた。しかし拒否されてしまう。アドレスも教えてはくれなかった。しかもこの子と話しながら歩いていると、繁華街からどんどん遠くなっていく。これ以上は時間の無駄と判断して、私から別れを告げて立ち去ってきた。

FFの話をした女の子と別れて繁華街に向かっているときに、私は大きなミスをしたことに気づいた!。良く考えたら、FF6にはエドガーというナンパなキャラクターがいたことをすっかり忘れていた。エドガー風に、「美しいレディを口説くのは世界の常識なのさ」、とか言って口説いて、肩に手を回すくらいすれば良かった。FF6が好きな女の子ならば間違いなくウケたはず。これなら自然な流れで身体にタッチできたのに。別れた後に気づくなんて悔やんでも悔やみきれなかった。

 

新宿の繁華街について、10人に声をかけたが収穫はまったくなかった。

 

 

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